カスタム機械翻訳管理(用語集設定モデル登録)

目次


    用語集設定/用語集設定モデルとは

    機械翻訳学習サービスの標準モデルや本システムで登録した追加学習モデルを用語集でラッピングすることで、用語集で定めた訳語を自動的に出力する処理を、本システムでは「用語集設定」と呼びます。一般的には「用語集ラッピング」と呼ばれることもあります。用語集設定の結果として作成されるのが用語集設定モデルです。用語集が設定されたモデルは、本システムのQuick MT/PEで利用できます。

    サービス
    利用方法 用語集設定モデル
    Quick MT カスタム機械翻訳モデルの一覧で選択
    Quick PE カスタム機械翻訳モデルの一覧で選択
    用語集設定モデルの登録ではカスタマイズクレジット(CC)は消費されません。ただし、用語集設定モデルは、組織ごとに設定されている保有可能モデル数上限による制限の対象となります。登録している用語集設定モデルがすでに上限数である場合は、その旨お知らせするメッセージが表示されます。
    LACを含むプランの契約期間に登録した言語資産およびカスタム機械翻訳モデルのデータは、そのプランの契約期間終了後、一定期間が経過すると完全に削除されます。契約期間が終了する前に言語資産データをエクスポートしておくことをお奨めします。また、トライアル期間に登録した言語資産およびカスタム機械翻訳モデルのデータは、トライアル期間終了後は即時に削除されます。契約期間にデータを引き継いでご利用いただくことはできませんので、ご了承ください。

    用語集設定モデル登録画面の見方

    本画面では用語集設定モデルを新たに登録することができます。大まかな手順は以下のとおりです。
    1. 用語集設定を行う対象のモデルの種類を選択します。
      • 標準機械翻訳モデル:機械翻訳学習サービスの標準モデルに対して用語集を設定します。
      • 追加学習モデル:LACで登録した追加学習モデルに対して用語集を設定します。
    2. 手順1で標準機械翻訳モデルを選択した場合は、機械翻訳学習サービスを選択します。本システムでは以下の3種類の機械翻訳学習サービスを利用できます。「みんなの自動翻訳@KI」を選択した場合は種別(後述)を1つ指定してください。
      • Google AutoML
      • みんなの自動翻訳@KI
      • Amazon Translate
    3. 手順1で追加学習モデルを選択した場合は、組織内に登録されている追加学習モデルから選択します。[追加学習モデル選択] ボタンを押すと選択ウィンドウが表示されます。条件を指定して、追加学習が完了しているモデルを検索することが可能です。使用する追加学習モデルのラジオボタンをONにして [決定] ボタンを押してください。選択できる追加学習モデルは1つだけです。
    4. 対象のモデルが決定したら、モデルに設定する用語集を選択します。[用語集選択] ボタンを押すと選択ウィンドウが表示されます。条件を指定して、インポートが完了している言語資産(用語集のみ)を検索することが可能です。使用する用語集のラジオボタンをONにして [決定] ボタンを押してください。選択できる用語集は1つだけです。追加学習モデルを選択した場合は同じ言語方向の用語集を設定してください。言語方向が逆の用語集を選択した場合は、次の手順で [原文訳文反転] のチェックボックスをONにしてください。
    5. 元の画面に、選択した用語集が表示されます。用語集の言語方向を反転させて使用する場合は、[原文訳文反転] のチェックボックスをONにしてください。
    6. すべての設定が完了したら [用語集設定予約] ボタンを押してください。用語集設定が予約され、用語集設定モデル一覧に表示されます。用語集のサイズ、機械翻訳学習サービスの負荷状況などに応じて、用語集設定モデルの登録が完了するまでには数時間かかる場合があります。
    「みんなの自動翻訳@KI」を使用する場合、用語集に含まれるTU(対訳)の原文または訳文が128文字を超えていると、処理エラーとなり用語集設定モデルを登録できません。言語資産一覧画面から該当する用語集を言語資産エディターで開いて、128文字を超える原文/訳文のTUが含まれていないことをご確認ください。128文字を超える原文/訳文がある場合は、128文字以下となるよう編集するか該当するTUを削除してから、用語集設定モデルの登録をお試しください。
    本システムで利用する機械翻訳学習サービスは組織ごとに選択でき、初回利用時にナビゲーションメニューの [サービス利用設定] から利用を申し込む必要があります。その際に表示される利用規約をよくお読みいただきますよう、お願いいたします。本画面では、利用申込が完了していない(利用停止状態にある)機械翻訳学習サービスでは用語集設定モデルを登録することはできません。
    保有可能な用語集設定モデル数の上限まで余裕がある場合のみ、用語集設定を予約することができます。登録している用語集設定モデルがすでに上限数である場合は、その旨をお知らせするメッセージが表示されます。
    LACで追加学習を実行し、さらに用語集を設定できる機械翻訳学習サービスは「Google AutoML」および「みんなの自動翻訳@KI」です。「Amazon Translate」を利用して用語集設定を行う場合は標準モデルをご利用ください。

    みんなの自動翻訳@KIの種別について

    みんなの自動翻訳@KIには以下8つの種別が存在します。種別ごとの特性は以下のとおりですので、目的に応じて選択してください。
    • 汎用NT:分野を問わず活用できるエンジンです。
    • 特許NT:特許翻訳専用に構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    • 金融サービス:金融サービス関連の翻訳専用に構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    • 金融NT (IR/適時開示):金融関連のうちIR/適時開示情報の翻訳専用に構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    • 法令契約NT:法令契約関連の翻訳専用に構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    • サイエンス:生物・医学分野を中心とした学術論文などに適した分野の翻訳専用に構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    • 特許審決等:特許関連の中でも特許出願の拒絶理由通知書や審決情報等の翻訳向けに構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    • ニュース:新語、新トピックや時事の話題を含むニュースの翻訳向けに構築され、特有の用語や言い回しにも対応したエンジンです。
    NTはニューラルネットワークを利用した第2世代エンジンを意味します。どのエンジンを指定するか迷う場合は、「汎用NT」を選択することをお奨めします。

    用語集内で重複する用語について

    用語集には重複する用語(対訳)を登録することができますが、用語集として参照する場合でも、用語集設定モデルに組み込む場合でも、原文に対する訳文は一意とすることをお奨めします。ただし、以下のように、単語ごとの訳文と複合語の訳文を変えたいケースも考えられます。

    英語
    日本語
    asset 資産
    management 管理
    asset management アセットマネジメント

    このような対訳を含む用語集で用語集設定モデルを作成した場合、そのモデルを利用して原文(この場合は英文)を機械翻訳すると、原文の長さが長い用語が優先して訳文が採用されます。上記例の場合、原文に"asset management"が登場すると訳文としては「アセットマネジメント」が優先して採用されるため、この原文が「資産管理」と出力されることはありません。

    用語集内の対訳はインポート後に言語資産エディターで編集できます。その際に重複を検出することも可能ですので、ご利用ください。用語集内に重複があっても後続の処理上は問題ありません。
    本システムで想定している用語集は、専門用語や製品名、固有名詞など、文脈で変化することがあまりない用語を集めたデータです。たとえば、英日の用語集を作成する場合、単数形と複数形、2つの原文(用語)を別の対訳として登録しておけば訳文を統一できますが、逆方向である日英の用語集の場合、1つの原文に2つの訳文を登録しても、機械翻訳において自動的に使い分けられることはありません。文脈に応じて単数形/複数形が変わるような用語は用語集に登録しないほうがよいと言えます。

    モデル数の上限について

    組織において保有中の用語集設定モデルの数がすでに上限数である場合は、用語集の設定を予約できません。以下いずれかの方法で、上限まで余裕がある状態にしてください。
    • 保有中の用語集設定モデルを削除する:ナビゲーションメニューの [用語集設定モデル一覧] に移動し、保有中のモデルを削除してください。
    • 用語集設定モデル上限を増やす:モデルの削除を希望しない場合は、上限数を増やすことも可能です。お手数ですがXMATサポートの問い合わせ申込フォームでご要望いただくか、弊社の営業担当者までお知らせください。
    組織にて保有中の用語集設定モデル数はナビゲーションメニューの [用語集設定モデル一覧] でご確認いただけます。または、XMATサービスメニューの [組織管理] タイルをクリックして、組織管理メニューおよび請求情報画面でも確認可能です(組織管理者の権限があるユーザーのみ)。