LDX hub: デジタルデータ変換の新たな可能性
デジタルデータの変換や加工は、現代のビジネスにおいて欠かせない要素となっています。しかしながら、シーンやドキュメントごとに異なるニーズに対応するためには、単一の処理では不十分であり、複数の処理を手作業で組み合わせなければならないことが数多くあります。その結果、作業は煩雑になり、効率が低下することも少なくありません。
そこで登場するのが「LDX hub」です。
この革新的なプラットフォームは、ユーザが入力したデジタルデータに対して、変換・加工・機械翻訳などの処理を柔軟に組み合わせることを可能にし、最終的に必要なデータを効率的に取得することを実現します。
目次[非表示]
- 1.LDX hubの特長
- 1.1.自由な処理の組み合わせ
- 1.2.中間データの再利用
- 1.3.多様な機械翻訳・生成AIサービスとの連携
- 1.4.柔軟なカスタマイズ
- 2.LDX hubの活用例
- 3.まとめ
LDX hubの特長
自由な処理の組み合わせ
LDX hubは、ユーザが必要とする処理を自由に選択し、組み合わせることができます。例えば、PDFからOfficeドキュメントへの変換、OCR、各種ドキュメントの機械翻訳、音声文字起こし、テキストの音声変換といった、様々な形式のドキュメントのI/O・加工とそれらの連携に対応しています。
[図: LDX hubの処理フロー例]
中間データの再利用
OCR処理直後に出力されたOfficeドキュメントや、音声文字起こし直後に生成されたSRTファイルなど、処理の過程で生成される中間データを再利用することができるため、処理コストの浪費を防止することが可能です。
多様な機械翻訳・生成AIサービスとの連携
LDX hubは、Google Cloud Translation、Amazon Translate、DeepL、Microsoft Translator、みんなの自動翻訳@KIといった各種機械翻訳サービスと連携しています。また、OpenAI、Google Cloud Vertex AI、Anthropicといった生成AIサービスとも連携し、翻訳だけでなく、文法上の修正や敬体・常体への変換、さらには関西弁への変換など、発展的なドキュメント加工が可能となりました。
[図: レイアウトや書式を損なうことのないドキュメント加工(関西弁への変換)]
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[図: レイアウトや書式を損なうことのないドキュメント加工(カタカナへの変換)]
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柔軟なカスタマイズ
新しいドキュメント形式、自社ツールとの連携、新たな機械翻訳エンジンとの連携にも対応可能です。これにより、企業ごとの特定のニーズに応じたカスタマイズが可能となり、業務効率をさらに向上させることができます。
LDX hubの活用例
例えば、国際的なプロジェクトにおいて、異なる言語のドキュメントを迅速に翻訳し、プロジェクトメンバー全員が理解できる形にする必要がある場合、LDX hubを活用することで、複数の翻訳エンジンを組み合わせて最適な翻訳結果を得ることができます。また、生成AIを利用して、翻訳後の文書をさらに自然な表現に修正することも可能です。
マーケティング資料の作成においては、PDF形式の資料をOfficeドキュメントに変換し、必要に応じて内容を編集した後、再度PDFとして出力することも容易です。これにより、資料作成のプロセスが大幅に効率化されます。
まとめ
LDX hubは、デジタルデータの変換・加工における新たな可能性を提供するプラットフォームです。ユーザが必要とする処理を自由に組み合わせることができるため、個々のニーズに応じた最適なデータ変換が可能となります。今後、LDX hubのドキュメント処理を構成する様々な機能について、さらに詳しく紹介していく予定です。
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