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【新機能リリース】XMATのQuick PEに「AIポストエディット」&「固有表現抽出機能」が追加されました!

【新機能リリース】XMATのQuick PEに「AIポストエディット」&「固有表現抽出機能」が追加されました!

弊社が運用している機械翻訳活用プラットフォーム「XMAT®(トランスマット)」のQuick PEに、翻訳業務の効率と品質をさらに高めるための新機能として、「AIポストエディット機能」「固有表現抽出機能」が新たに追加されました。 
※本機能は、Businessプラン、Enterpriseプランかつ、生成AIの利用が許可された組織のみ利用可能です。 

今回はその概要と活用メリットをご紹介します。 

目次


    AIポストエディット機能

    AIポストエディット機能とは? 

    従来、機械翻訳(MT)を利用した後には、翻訳者が人手で誤訳や不自然な表現を修正する「ポストエディット(PE)」作業が必要でした。(MTPE) 
    今回新たに搭載された「AIポストエディット機能」では、人手の修正作業の一部をAIが自動的に実施します。

    仕組みとしては、まず従来通り機械翻訳を行い、その結果に対して生成AIが自動的に再修正(AIポストエディット)を行います。

    この段階で多くの誤訳や不自然な文体が改善されるため、人による最終確認は必要最小限で済みます。そのため、必要に応じて最後に人手によるPEを行えば、翻訳品質を高い水準で維持しながら、全体の作業効率を大幅に向上させることが可能となります。

    ※イメージ図

    従来

    AIポストエディット

     機械翻訳(MT 

    ↓ 

    人手(PE) 

    機械翻訳(MT) 

    ↓ 

    AIポストエディット(AIPE)

    ↓ 

    人手(PE) 

     

    AIポストエディットイメージ画像1

    ※XMATのAIポストエディット編集画面

    • 機械翻訳で出力された訳文を、生成AIが修正します。(湧き出し、誤訳、訳抜け)
    • 機械翻訳→生成AIによる修正箇所を差分で確認することができます。

     

    効果と改善結果

    AIポストエディット機能を適用した結果、以下のような改善効果が確認されています。

    • エラー率が25% → 5%へ大幅改善(弊社検証の結果)
      機械翻訳のみの場合に比べ、AIポストエディットを組み合わせることで、湧き出しや誤訳、訳抜けなどのエラーが自動的に修正されます。
    • 修正対象の多くが固有表現やスタイルガイド違反に限定
      AIが文体や語彙の整合性を自動的に調整してくれるため、最後に内容を確認する人は本当に重要な部分に集中できるようになります。


    このように、「XMAT(トランスマット)」のAIポストエディット機能は翻訳作業をより速く、より正確に進めるための強力なサポートツールになります。

    対応する生成AIサービス

    AIポストエディット機能では、複数の最新AIサービスから最適なモデルを選択できます。

    翻訳内容や業務環境に合わせて、以下の生成AIを利用可能です。

    • Azure OpenAI Service(GPT-4.1)
    • OpenAI(GPT-5)
    • Google Cloud Vertex AI(Gemini 2.5)
    • Anthropic(Claude 4.5)
    • Amazon Bedrock(Amazon Nova)

    「固有表現抽出」機能

    固有表現抽出機能とは? 

    もう一つの新機能として、「固有表現抽出」が実装されました。
    固有表現とは、人名・地名・組織名・製品名・日付・金額など、特定の対象を指す固有名詞のことです。機械翻訳が最も苦手とするのがこの「固有表現」になり、同じ固有表現でも違う訳出をされてしまうことが多くあります。

    たとえば、日付が勝手に別の日に書き換わってしまったり、アラビア数字、漢数字が文書内で入り混じってしまったり、専門用語が誤って訳されてしまうといった問題がよく発生します。社内での確認用や内容を把握するためだけの翻訳であれば、多少の誤りがあっても大きな問題にはなりません。

    しかし、正式な文書や外部向けの資料など、「正確さ」が求められる翻訳文書では注意が必要です。このようなミスや訳の揺れが含まれていると、翻訳文全体の信頼性を大きく損なう要因となってしまいます。

    今回の「固有表現抽出機能」では、AIが自動的にテキスト中の固有表現を検出し、エディタ上で視覚的にハイライト表示します。これにより、ポストエディターはどの部分に注意すべきかを一目で把握でき、修正作業を効率的かつ確実に進められます。

    AIポストエディットイメージ画像2

    ※XMATのAIポストエディット固有表現抽出画面

    • 原文から固有表現を自動で抽出します。
    • 抽出された固有表現はご確認いただき、修正することが可能です。


    今回追加された2つの新機能は自動化による作業効率の向上と、人の判断による品質の確保を両立させることを目的に実装されました。AIが得意とする処理を任せることで、人はより重要なチェックに集中できるようになり、結果として高品質な翻訳をこれまで以上にスピーディに提供できるようになります。

    今後もXMATでは、AI技術の進化を積極的に取り入れ、翻訳業務の新しいスタンダードを創出していきます。

    XMATはトライアルでもご利用いただけますので本記事を読んでいただいて「試してみたい!」と思った方はこの機会に是非、お問い合わせください。

     

    川村インターナショナルのサービス

    XMATでは翻訳文字数を気にせず、高品質かつ安全な機械翻訳を提供することができます。川村インターナショナルでは機械翻訳サービスの提供だけではなく、より円滑な翻訳業務ができるよう、様々なご提案をさせて頂いています。翻訳の課題をお持ちの法人・個人のお客様はお気軽にお問い合わせください。 

     

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