翻訳を効率的に行う秘訣~XMAT®編
弊社が運用している機械翻訳活用プラットフォーム「XMAT®(トランスマット)」をご存じでしょうか?XMAT®は、誰でも簡単かつ安心して機械翻訳(AI翻訳)を利用できる、ブラウザベースのクラウドサービスです。2021年1月より提供を開始し、多くの個人/法人ユーザー様にご利用いただいております。
インターネットを介して無料の機械翻訳サービスを誰でも気軽に利用できる時代に、あえて有料のサービスを選ぶメリットが分からん…と思う方もいることでしょう。本記事では、ポイントを7つに絞って、翻訳作業を効率化させるXMAT®の魅力を紹介いたします。どうぞお付き合いください。
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ポイント1 【 簡単 】
複数の機械翻訳エンジンの翻訳結果を簡単に、何度でも入手できます。 |
複数の機械翻訳サービスの翻訳結果を比較して、それぞれの良いところを組み合わせて使いたい。そのために複数のサービスを行ったり来たり…。XMAT®なら、そのような手間は不要です。
XMAT®では複数の機械翻訳エンジン※1の翻訳結果を簡単に入手できます。XMAT®の基本サービスとして、原文ファイルをドラッグ&ドロップして丸ごと翻訳する「Quick MT」と、原文をエディター画面に展開してポストエディット※2できる「Quick PE」を提供しています。どちらの機能でも、翻訳結果(訳文)をファイルとしてダウンロードすることができます。
XMAT®は定額サービスなので、機械翻訳を何回実行しても料金は変わりません。処理する文字量や使う機械翻訳エンジンの数を気にすることなく、納得できるまで機械翻訳を繰り返すことが可能です。
※1
2023年7月時点では以下7つの機械翻訳エンジンをご利用いただけます。・ みんなの自動翻訳@KI
・ Google Translate
・ DeepL
・ Amazon Translate
・ Microsoft Translator
・ Globalese
・ SAP Translation Hub
※2
ポストエディット=機械翻訳の出力結果を人が修正して、翻訳者が翻訳した場合の品質に近づける作業のこと。
ポイント2 【 安心 】
機械翻訳する原文はセキュアな環境で処理されます |
無料の機械翻訳サービスは手軽で便利ですが、翻訳品質の向上という目的の下、原文と訳文のデータが収集・保管される場合があります。過去には、無料の機械翻訳サービスで処理した文章が誰でも閲覧できる状態で公開された事例もありました。このような背景から、機密情報や個人情報を含む文章の翻訳にはリスクがあり、そのため、無料の機械翻訳サービスを業務で利用することを禁止している会社も増えています。
その点、XMAT®では原文と訳文のデータを二次利用のために収集、または保管することはありません。XMAT®で翻訳処理を行うサーバーをはじめとした環境も日本国内に位置していますので、安心してご利用いただけます。ログインできるIPアドレスを制限することも可能です。
ポイント3 【 手軽 】
さまざまなファイル形式に対応しています。OCRも使えます。 |
「Quick MT」、「Quick PE」はPDFを含む10種類以上のファイル形式※3に対応しています。OCR(光学的文字認識)を使用することで、前処理なしでテキスト情報を含まないPDFファイルや画像ファイルの機械翻訳も可能です。
※3
Quick MTでは、txt / html / docx / xlsx / pptx / pdf / tiff / jpg / png / bmp / xml のファイル形式(拡張子)をサポートしています。Quick PEでは、xlf / sdlxliff / mqxliff / txt / docx / xlsx / pptx / html / xml / pdf / tiff / jpg / png / bmp のファイル形式(拡張子)をサポートしています。
ポイント4 【 シンプル&大容量 】
大きなファイルの機械翻訳もボタン1つで実行できます。 |
ご利用のお客様に大変ご好評いただいているのが「Quick MT」です。直感的な画面構成になっており、大きなファイル(100MB/50万文字まで)を複数、同時に、ボタン1つで機械翻訳を実行できます。
ポイント5 【 多機能 】
ポストエディットが可能で、各種検証機能や翻訳メモリも利用できます。 |
ポストエディット機能を提供している「Quick PE」では、スタイルガイドや用語集を登録して、エディター画面で訳文を検証することができます。セグメントごとに、選択した2つの機械翻訳エンジンの翻訳結果を比較して、より良い方を訳文として採用することもできます。逆翻訳によるリバース一致率も表示されます。
また、「Quick PE」では訳文の修正(ポストエディット)だけでなく、原文の修正(プリエディット)も可能です。原文を修正してから機械翻訳を実行すると訳文の品質が劇的に向上する場合もあります。
2022年4月にはオンラインTM(翻訳メモリ)機能が追加されて、これまでのプロジェクトで登録した原文と訳文を再利用できるようになりました。
ポイント6 【 カスタマイズ 】
機械学習によってカスタム機械翻訳モデルを作成&利用できます。 |
2022年4月には、基本サービスに加えて「LAC」(Language Asset Creator)というオプション機能※4が登場しました。お客様の持つ大量の文章(言語資産)を教師データとして機械学習サービスに与えることで、訳文や用語の傾向が反映された、貴社だけの使える機械翻訳エンジン(=カスタム機械翻訳モデル)を作成できます。
「機械翻訳サービスで出力される訳文は、誤訳ではないけれど、単語や訳調がイマイチなんだよなあ…」という方は是非お試しください。
※4
LACは有償の機能となります。トライアル終了後にご利用いただく場合、基本サービスとは別に料金がかかります。
ポイント7 【 リーズナブル 】
個人利用の場合は¥5,500/月(税込)。法人向けプランもあります。
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ここまでお読みいただいて、少しでも「使ってみたいな」と思った方は是非、トライアルをお申し込みください。基本サービス(Quick MT/PE)も「LAC」も、トライアル期間中は無料ですべての機能※5をご利用いただけます。
トライアル終了後は有料プランに申し込むことで引き続きご利用いただけます。XMAT®の基本サービスは個人利用で¥5,500/月(税込)と大変リーズナブル。ほかに年額プランや法人向けプランもございますので、お気軽にお問い合わせください。
※5
ただし、トライアル期間中は、TMおよび言語資産のエクスポート機能はご利用いただけません。
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