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ChatGPT:翻訳での活用方法

本ブログでは「ChatGPT:翻訳での活用方法」と題して、ここのところ巷をにぎわしているChatGPTに関して、 翻訳の観点で現状どのように活用できるかについてみていきたいと思います。

実際にChatGPTを使用してみるとその性能には驚かされることが多いというのが正直な感想です。しかしながら、翻訳作業において活用しようとした場合にまだまだ万能とは言えず、その使い方は限定的だといえます。今後の機能拡大・充実により、活用の幅が広がる可能性は十分秘めていると考えられます。

では早速、本編に入っていきましょう。


目次[非表示]

  1. 1.ChatGPTとは
  2. 2.ChatGPTでできることは?
    1. 2.1. 翻訳​​​​​​​
    2. 2.2. 文章の作成・要約
    3. 2.3.文章の校正・リライト
  3. 3.翻訳におけるChatGPTの留意点
  4. 4. 今後の可能性
  5. 5.​​​​​​​まとめ



ChatGPTとは

ChatGPTとは、OpenAIというアメリカの人工知能の研究・開発を行う企業が提供しているサービスであり、自然言語処理※に特化したAIチャットサービスです。2022年11月30日に公開後からわずか2カ月で、月間ユーザー数が1億人を超えたこと、また生成したアウトプットの精度の高さがSNSなどで大きな話題となったこともあり、一躍時の人ならぬ時のサービスとなっていますね。

※自然言語処理​​​​​​​ :人が書いたり話したりする言葉をコンピュータで処理する技術


ChatGPTでできることは?

AIチャットサービスといってもイメージがわきにくいという方のために、ChatGPTでできることをいくつか下記に記載します。
 
【ChatGPTでできること】
自然な会話(チャット)
プログラムやデータ処理(表作成や関数作成等)
情報の調査(検索)
翻訳
文章の作成・要約
文章の校正・リライト
 
これを見ただけでも様々な機能があることがわかりますよね?実際には他にも多くのことができるのですが、本記事では翻訳に関係する部分ということで後半の3点に関して、見ていきたいと思います。


 翻訳​​​​​​​

AIの発展に伴い、機械翻訳の精度が飛躍的に向上したということはご存知の方も多いかと思います。その傾向はChatGPTで翻訳を行った、下記の例からもわかるかと思います。

・ChatGPTへのメッセージ
次の文を訳してください。Kawamura has been empowering communications for many leading global companies for more than 30 years. Our uniqueness comes from being a reliable provider of high-quality translation services backed by years of experience, but at the same time leading the industry as an innovator, utilizing the latest technologies and mastering machine translation.


・ChatGPTからの回答
川村は、30年以上にわたり、多くの世界的な大手企業のコミュニケーションを支えてきました。私たちの特長は、経験豊かな信頼性のある高品質な翻訳サービスの提供者であることに由来します。しかし、同時に革新者として業界をリードし、最新の技術を活用し、機械翻訳を使いこなしています。

※弊社英文サイトより


また、英語をはじめアジア言語・中東言語・欧州言語と幅広い言語に対応しているため、様々なシーンで活用できるでしょう。

 文章の作成・要約

ChatGPTでは、メールやレポートはもちろん、記事や物語など様々な文章を作成することが可能です。翻訳に関係する部分でいえば、キャッチコピーの作成等に活用ができます。例えば、入力した日本語を広告・宣伝用に適した英文に変換しようとした場合、出来上がった英文には感嘆符が付くなど、広告文であること意識した表現に変更されていることが確認できます。
 また、文章の要約も可能であり、長文の要点をまとめることはもちろん、「○○文字以内にまとめる」、または「箇条書きにする」といった指示を追加することで、アウトプットをアレンジすることもできます。直接的に翻訳に活用できるわけではないですが、原文ののスリム化や重要部分のピックアップといった場面に役立てることが可能です。


文章の校正・リライト

さらにChatGPTでは、文章に誤字脱字やスペルミス、表記のゆれ、文法の誤りがないか等の校正も可能です。例えば、「XMATはカタマイズ機能で翻訳業界に革命を起こすはづです。」といった残念な文章も、ChatGPTに校正してもらえば「XMATはカスタマイズ機能で翻訳業界に革命を起こすはずです。」といったようにエラーのない文章に修正してくれます。
 また、適切に指示を出すことで、言い回しを変えたり、ビジネス向きの表現に変えたりと、文章をリライトすることも可能です。2023年6月時点の結果ですが、下記にChatGPTによる言い回しの変更例を記載します。

・ChatGPTへのメッセージ
「XMATはカスタマイズ機能で翻訳業界に革命を起こすはずです。」この文章を坂本龍馬っぽくしてください。この方は語尾に「ぜよ」をつけることが多いです。
 
・ChatGPTからの回答
「XMATじゃ。そのカスタマイズ機能が、翻訳業界を根底から変えんとすんぞね。革命を巻き起こすんじゃろうぜよ。」


…今にもXMAT旋風が巻き起こりそうなくらいに熱量たっぷりのメッセージに変わりましたね。
余談ですが、「この方は語尾に「ぜよ」をつけることが多いです。」というメッセージを削除すると、「XMATというものは、そのカスタマイズの力により大いなる変革をもたらすと申し候え。」とやや控えめな武士をイメージさせる回答となりました。




翻訳におけるChatGPTの留意点

ChatGPTに優れた点が多いことはもはや疑いようがありませんが、当然ながら留意点も存在します。
 
全体的に言えることですが、ChatGPTはその精度の高さや流暢さ故に神格化しつつあり、あたかも完璧である印象を受けている方も少なくありません。
しかしながら、翻訳機能だけでなく、すべての機能において生成された文章が流暢なため気が付きづらいですが、事実と異なる記述があったり、誤字脱字があったり、情報に間違いがあったりとエラーがつきものであり、現状は人の手による修正やファクトチェック等、人の介在が必要不可欠です。


翻訳機能に関して一例をあげると、マニュアルのような長文の翻訳には現状対応できなかったり、同じ指示をだしても翻訳結果が毎回変わってしまったりといったデメリットがあります。そのため、1回翻訳して終わりのものであればいいですが、繰り返し使用する文章や類似した内容の文章を翻訳する際には留意する必要があるといえるでしょう。
 
なお、これは翻訳機能に限った話でなく、他の機能の関しても同様です。試しに時間をおいて同様の指示を出した結果が下記(回答②)になります。

​​​​​​​・ChatGPTへのメッセージ
「XMATはカスタマイズ機能で翻訳業界に革命を起こすはずです。」この文章を坂本龍馬っぽくしてください。この方は語尾に「ぜよ」をつけることが多いです。
 
・ChatGPTからの回答①
「XMATじゃ。そのカスタマイズ機能が、翻訳業界を根底から変えんとすんぞね。革命を巻き起こすんじゃろうぜよ。」
 
・ChatGPTからの回答②
「XMATはカスタマイズ機能で翻訳業界に革命を起こすぜよ!」

 
回答①と比べると至ってシンプルな結果が得られましたね。
このように同じインプットに対して、異なるアウトプットが出てくる可能性があることは、活用するうえで留意する必要があるでしょう。


 今後の可能性

ビジネスの場面でChatGPTの恩恵を受ける方も多いでしょうが、翻訳を実務としていたり、翻訳業務に携わっている方にとっては、ChatGPTを本格的に活用することはまだまだ難しいと言えそうです。当面はキャッチコピーの検討材料や校正を目的に活用するといったように限定的に活用するのが無難と言えるでしょう。
 
しかし、今後の機能拡大・充実によっては、翻訳メモリの活用+機械翻訳+ポストエディットのフローにChatGPTの校正機能を活用したりすることもできるようになるかもしれません。そうなると訳文の品質向上にも寄与すると考えられるので、メリットは大きいと言えそうです。
 
ただ、この場合でも人の介在が必要不可欠という根本的な問題は解決しないため、当面は人の手を加える前提でChatGPT等のツールをうまく活用し、翻訳作業の最適化を図っていくことをオススメします。


​​​​​​​まとめ

ChatGPTを翻訳業務に本格的に導入することはまだまだ難しいと言えますが、弊社が提供する「LDX hub」をご活用いただくことで、一部業務の効率化を実現することが可能です。

「LDX hub」については下記のブログにて詳しくご案内しております。ぜひご確認ください。

  OpenAIとの連携による LDX hubの可能性~自社アプリケーションへの導入でプロセスを大幅改善~ OpenAIの英文校正や要約、コピーライティング機能を、弊社提供のAPIサービス「LDXhub」と連携させることで翻訳工程の効率化をはかることが可能です。幅広い応用シーンをご紹介します。 LDX lab

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川村インターナショナルWebマーケティングチームです。開催予定セミナーやイベントの告知、ブログ運営などを担当しています。

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