XMAT導入事例
ユニチカ株式会社様
- 導入事例
- AI翻訳活用でIR関連文書を社内で翻訳。カスタマイズエンジンで効率化も実現!
AI翻訳活用でIR関連文書を社内で翻訳。カスタマイズエンジンで効率化も実現!
従業員数:約2,900名(連結)
1889年に紡績会社として創業し、現在は機能素材メーカーとして高分子、機能資材、繊維等の事業を展開されている「ユニチカ株式会社」様。
IR文書の英訳におけるXMATの活用法をお伺いしました。

お客様の課題 | 日英同時開示に備え、最適な翻訳方法を探していた |
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導入の決め手 | 効率よく翻訳を行うための機能が充実している点 |
導入後の効果 | 決算情報など開示書類をスピーディに英訳できた |
01
サービス導入以前の環境・お悩みについて教えてください-
当社は以前より英語対応ができるチーム等は社内になく、翻訳が必要となったときに都度翻訳会社に外注していました。 しかし、2025年4月から始まるプライム上場企業における日英同時開示の義務化に対応できるよう、新たに翻訳方法を検討することになりました。 今までどおり外部の翻訳会社に委託しようとすると、日本語の資料をとにかく早く準備する、もしくは特急料金を払うしか方法がなかったため、どちらも現実的ではないと判断しました。そこで、IRの勉強会で知ったAI翻訳を活用する方法を検討してみることにしました。

ユニチカ様は二軸延伸ナイロンフィルムのパイオニアで、現在も国内トップシェアを占めています。
02
「XMAT🄬」の導入を決めた理由はなんですか-
トライアルで試してみたAI翻訳ツールはいくつかあったのですが、XMATに決めた理由は操作性に優れ、効率よく翻訳を行うための機能が充実しているところです。当社では英訳作業を複数名で担っているため、AI翻訳にかけた訳文をチームで共有できる機能が付帯しているのはとてもよいと思いました。 またトライアル時に、各社AI翻訳の精度は100%ではないため誤訳やミスはあり、大きな差はないと感じました。当チームには翻訳を専門としている者がいないため、AI翻訳でうまく訳出できなかった場合には、翻訳後に訳文を修正するより、AI翻訳にかける前に原文を修正する方が手間がなく、よりよい英訳ができることがわかりました。そこでXMATの原文を編集する機能と訳出を後編集する機能が両方備わっており(QuickPE)、使い勝手がよいところが決め手になりました。 さらに営業担当の方が、翻訳自体の負荷を減らすために、今まで翻訳してきた決算資料を活用して翻訳メモリを作成し、そのメモリを基にAI翻訳エンジンに追加学習をさせるという提案をしてくれた点も大きなポイントになりました。
導入のポイント
- 高い操作性で翻訳を効率化する機能が充実していること
- 前編集・後編集の機能を両方備えている点
- エンジンの追加学習で翻訳の負荷を軽減できること
03
サービス導入後の感想をお聞かせください-
導入後、XMATを利用して決算短信などの決算情報、決算説明会資料、業績予想の修正に関するお知らせなどを英訳し、日本語と同時に開示することができました。いずれもスピーディに翻訳が行えており、想定した使い方ができているので、満足しています。 AI翻訳を活用する上では、日本語の原文を作成するときにプレインジャパニーズを意識することをお勧めします。主語を補う、なるべく一文を短くするなどを心掛けることで、AI翻訳でも誤訳が生じる確率が下がるなと実感しています。 当社は現在、事業構造改革の施策を講じている最中で、開示内容が通常より分量が多いことも予想されていますが、できるだけ英訳も同時に開示できるよう準備していく予定です。
04
今後の展望を教えてください-
XMATは現在IR関連資料の翻訳に使用していますが、別の間接部門でも活用できたらと考えています。例えばですが、海外拠点への情報発信を日本語ではなく、現地語に翻訳してから展開することでタイムリーに情報共有できるようにするなど、いろいろな場面で利用したいですね。

ユニチカ様の製品 活性炭繊維
家庭用浄水器等で使用されています。