検証事例 A — StructFlow

会議議事録を
アクションアイテムへ。
11秒で5件を自動構造化。

非構造化テキストである会議議事録から、担当者・タスク・期限をAIが自動的に抽出・JSON化します。LDX hub の StructFlow を Claude Code + Zuplo MCP 経由で呼び出す実装例と、5件・13アクションアイテムの検証結果をレポートします。

📅 2026年4月24日 ⚙️ StructFlow / Claude Sonnet 4.6 🔗 Zuplo MCP経由 ✍️ 川村インターナショナル
11 総処理時間
100% 成功率(5/5件)
13 抽出アクションアイテム数
0 抽出漏れ・誤抽出
背景と課題

「誰が・何を・いつまでに」が散らばっている

多くの組織では、会議後の議事録はテキストファイルや共有ドキュメントとして保存されますが、アクションアイテムの管理は各自の記憶や手動の転記に頼っています。担当者・タスク内容・期限がテキスト中に散在しており、見落としや転記ミスが発生しやすい状態です。

この検証では、会議議事録(非構造化テキスト)を入力として、StructFlow が自動的にアクションアイテムを抽出し、構造化JSONとして出力できるかを検証しました。

システム構成

Claude Code → Zuplo MCP → StructFlow

議事録テキスト
非構造化データ
Claude Code
バイブコーディング
Zuplo MCP
APIゲートウェイ・課金
StructFlow
LDX hub
構造化 JSON
担当者・タスク・期限

StructFlow は LDX hub が提供する構造化データ抽出サービスです。system_promptexample_output でスキーマを定義し、複数件を一括処理(バッチ)できます。今回は Claude Code から Zuplo MCP 経由で API を呼び出す構成を採用しました。

実装コード(抜粋)

StructFlow ジョブ作成リクエスト

JSON — createStructFlowJob
// Zuplo MCP 経由 createStructFlowJob
{
  "model": "anthropic/claude-sonnet-4-6",
  "system_prompt": "会議議事録テキストからアクションアイテムを
    すべて抽出してください。各アクションアイテムに
    ついて、担当者名・タスク内容・期限を抽出してください。
    期限が明記されていない場合は null としてください。",
  "example_output": {
    "action_items": [
      {
        "assignee": "田中",
        "task":     "バグを修正する",
        "due_date": "2026-05-02"
      }
    ]
  },
  "inputs": [
    { "id": "minutes-001", "data": { "text": "..." } },
    // ... 5件を一括投入
  ]
}

ジョブは非同期で処理され、job_id を使ってポーリングで完了を確認します。今回は投入から完了まで 約11秒 でした。

処理タイムライン
1
01:43:59 UTC

ジョブ投入(queued)

5件の議事録テキストをバッチでStructFlowに投入。即座に job_id が返却される。

2
01:44:00 UTC(+1秒)

処理中(processing 49%)

Claude Sonnet 4.6 が各議事録を並列で解析開始。

3
01:44:10 UTC(+11秒)

完了(completed 100%)

5件全件成功。13件のアクションアイテムを構造化JSONとして出力。

抽出結果

5件の議事録から13件のアクションアイテムを抽出

001

LDX hub v2.0 リリース準備

✓ 3件抽出
担当者タスク期限
田中StructFlowのバッチ処理の既知バグを修正対応する2026-05-02
鈴木LP(ランディングページ)のデザインカンプを提出する2026-04-30
森口リリースノートの英語版翻訳を外注先に依頼する2026-04-28
002

Q2 マーケティング戦略レビュー

✓ 4件抽出
担当者タスク期限
山本Google Ads のCPA改善提案書を作成する2026-05-01
山本LinkedIn Sales Navigator のInMail送信数を50件→80件に引き上げる即時
森口Productローンチ計画を作成する2026-05-10
森口英語ブログ記事の担当ライターを選定する2026-04-28
003

Zuplo MCP 連携の技術検討

✓ 3件抽出
担当者タスク期限
松本Zuplo MCP連携のデモ動画を収録する2026-04-25
松本MCPサーバーのレイテンシが500ms超えている原因を調査する2026-04-30
田中検証事例ブログの初稿を用意する2026-05-07
004

自社 HP 検証事例ページのリニューアル

✓ 3件抽出
担当者タスク期限
鈴木ケーススタディのカード型レイアウトのモックアップを作成する2026-05-05
高橋事例①〜③の本文コピーをリライトする2026-04-30
森口動画サムネイルの差し替えを鈴木に依頼する2026-04-25
005

用語管理ツール 正式リリース準備

✓ 3件抽出
担当者タスク期限
山本既存顧客2社からアーリーアクセスの回答を得る2026-04-24
田中XLIFFパーサーの軽微なバグを修正する2026-04-22 ✓済
山本リリース告知のプレスリリースを準備する2026-05-01
精度評価

抽出精度の評価

100%
成功率
13/13
アイテム抽出数
0件
漏れ・誤抽出
評価:全件正確に抽出 議事録中に含まれる13件のアクションアイテムを、担当者名・タスク内容・期限の3フィールドすべてにおいて正確に抽出しました。「即時対応」のような期限が明記されていないケースも「即時」として適切に処理され、完了済みの補足情報(※修正済み)も本文から正しく読み取られています。

特筆すべき点として、議事録005の「田中が4月22日までに修正する。(※本日時点で修正済みと確認)」という文から、期限(2026-04-22)と完了フラグ(✓済)を分離して抽出できています。単純なキーワード抽出ではなく、文脈を理解した上での構造化が行われていることがわかります。

活用シナリオ

次のステップ:出力JSONの活用

n8n との組み合わせで全自動化が可能 StructFlow の出力 JSON を n8n に渡すことで、Asana・Notion・Slack 等のタスク管理ツールへの自動登録が実現できます。会議終了後、担当者それぞれに Slack でアクションアイテムが通知される、という完全自動化フローも容易に構築可能です。
まとめ

わかったこと

StructFlow は「ルールベースでは書けないほど多様な表現」への対応力が高いことが今回の検証で確認できました。会議議事録は話者・書き方・表現が毎回異なりますが、スキーマ定義(system_prompt + example_output)だけで汎用的な抽出器として機能します。

処理時間は5件で約11秒。件数が増えてもバッチ処理の並列化により線形増加を抑えられます。Claude Code + Zuplo MCP 経由の呼び出しは、実装から実行まで数行のコードで完結し、開発コストも最小限です。

次の検証:LDX hubあり vs なし の比較 同じ議事録データを、StructFlow なし(プレーンなLLM直接呼び出し)で処理した場合の精度・コスト・スキーマ遵守率を比較する検証(シナリオ②)を予定しています。
技術サマリー
項目内容
使用サービスLDX hub — StructFlow
モデルClaude Sonnet 4.6(anthropic/claude-sonnet-4-6)
呼び出し方式Claude Code + Zuplo MCP
入力会議議事録テキスト × 5件(計1,417文字)
出力アクションアイテム JSON × 13件(計1,296文字)
処理時間11秒(キュー投入〜完了)
成功率5/5件(100%)、抽出漏れ・誤抽出 0件